オリンピック・メダル - Royal Canadian Mint

オリンピック期間中、本物のメダルを見たり触ったりできるということで、連日6～7時間もの大行列だった造幣局（Royal Canadian Mint）のパビリオン、あまりの人気にパラリンピック期間中もオープンすることが決定しました。
今なら行列もずいぶん短いのでは？？と思い、さっそく並びに行ってきました（パラリンピック期間中は造幣局ではなく、バンクーバー図書館で展示されています。詳細はコチラ）。

ところが、春休み中ということもあって
「3時間以上は間違いなくかかる」
と言われ、結局並ぶこと4時間（！）、ようやくナマのメダルを見ることができました。



これは行列のほんの一部。



入り口の前でこんな白手袋をひとつ渡されて（返却不要）、まずはマイケル・ジャクソン状態になります（笑）
それから
「メダルは写真を撮ったり、触ったりするのはかまわないけれど、首からかけたり、メダルにキスをしたり噛んだり、まるで自分がメダルをとったかのように振舞うことは禁止されています」
と説明を受けます。



これが本物の金メダル。
オリンピック&パラリンピック、あわせて総数1,014個のメダルが製作されたそうです。
重さは500-576g、世界でも最も重いメダルのひとつということで、初めて触った感想は
「とにかく重い！」
でした。
しかも想像していたより、ひとまわりほど大きかったです（直径10cm）。



こちらがパラリンピック用の金メダル。
オリンピックのメダルよりは、やや四角い感じです。



どちらのメダルもブリティッシュ・コロンビア州の「山、海、雪」などの自然を表現したデザインで、波状にうねっています。
オリンピック・メダルの絵柄はorca whale（シャチ）を、パラリンピック・メダルの絵柄はraven（ワタリガラス）と、先住民の間では神聖とされている動物をイメージして製作されたそうです。
オリンピック史上初めてメダル1枚ずつがそれぞれ異なったデザインになっていて、全てをつなげると1枚の絵が完成する仕組みになっています。
メダルをとった選手たちには、自分のメダルが絵の中のどの部分になっているかわかるように、原画をプリントしたシルクのスカーフも贈呈されたそうです。

興奮のあまり（？）イマイチ良い写真が撮れませんでしたが、一緒に入ったグループの人たちもみなさん興奮して、記念写真を撮りまくっていました。









こちらは、めちゃくちゃフレンドリーなスタッフのおじさんたち。
「これだけ並んだんだから、さあさあ見て見て、触って触って！」
と、記念写真も撮ってくれます。
今回のオリンピックは
「とにかくバンクーバーの人たちはみんな、ハッピーでフレンドリーだった」
と観光客から評判だったのだけれど、こういうカジュアルでフレンドリーなところがバンクーバーの良いところだなあ、といつも思います。







もともと行列に並ぶのがあまり好きではなく、4時間も並ぶなんて人生初の体験でしたが、本物のメダルを触ることができて感激しました。
この先自分（または身近な誰か）が競技に出てメダルをとる以外、本物のメダルを触れることなんてないはず！、と意を決して並んで良かったです（笑）

ところで、こちらはわたしがホワイト・デーにダーにあげた、Rocky Mountain Chocolate Factoryのメダル・チョコ。
金、銀、銅とセットになっていて、ちゃんとストラップもついています。



メダルをとって、喜ぶダー（笑）



ちなみにこの日は、もうひとつ嬉しいサプライズがありました。
行列に並ぶ前に腹ごしらえをし、お友達とRobson St.を歩いていたら、どこかで見たことのある女性に遭遇。
もしやこれはブログでときどきお顔を拝見するパティシエのFumiさんでは？？と思い、二人とも彼女の超楽しいブログのファンだったので、思い切って声をかけることに。
いきなり日本語で声をかけたあやしい二人組（？）にもかかわらず、Fumiさんはとても気さくな方で、お話できて嬉しかったです。
Fumiさんはとにかくびっくりされたと思うのですが・・・ほんとにゴメンナサイ！（笑）