Garibaldi Lake - Garibaldi Provincial Park

2010年8月18日

先週末は、Garibaldi Lakeにハイキングに行って来ました。
Garibaldi Lakeは、バンクーバーから北へクルマで約1.5時間。
WhistlerとSquamishの間にある、Garibaldi Provincial Park内の超人気ハイキング・スポットです。
コースは往復で18キロ、標高差はおよそ820m。

ほぼ一日がかりのハイキングなので、ダウンタウンを朝の6時半に出発、8時すぎに歩き始めました。
晴天の週末で、キャンプをする人もいるため、すでにその時間でも駐車場はほぼ一杯でした。

トレイルは全体的にものすごく整備されていて歩きやすく、迷う心配もまったくありません。
最初の6キロは、ひたすらダラダラと緩やかなスイッチバックを登り続けます。





6キロを過ぎたあたりから、ようやく沢や湖などが出てきて、だんだん景色が広がってきます。





こちらは、The Barrierと呼ばれるビューポイント。
The Barrierは火山活動によってできた自然のダムで、このダムの働きで氷河の溶けた水が溜まったのが、Garibaldi Lake(いわゆる氷河湖)です。

空はやや霞みががっていて、ここ数日またぐっと気温が上がってBC州では山火事が大発生しており、バンクーバー市内にもその煙の注意報が出ていたくらいなので、その影響なのかなあ、と思いました。







さらに3キロほど歩いたところで、ようやく標高1,500m地点にある、Garibaldi Lakeに到着。

退屈な(?)延々と長いトレイルから一転、エメラルド・グリーンに輝く湖の向こうに氷山がそびえ、ウワサ通りのそれはそれは素晴らしいパノラマで、歩き続けた疲れも吹っ飛びます。
非現実的なほどの美しさで、映画のセットの中に飛び込んでしまったような気すらしました(笑)







キャンプサイトで、ようやくランチ休憩。
わたしはお腹が空きすぎると胃が気持ち悪くなったりめまいがするタイプで、この日もスナックをちょこちょこ食べていたものの消費するエネルギーの方が多かったせいか、湖の手前で少し気分が悪くなってしまいました。
それでもランチを食べて、景色を眺めていたらすっかり回復。

ところで氷河湖というのはどうしてこんなきれいな色をしているのだろう、と思って調べてみたら、氷河によって削られた微細な土砂が雪解け水に混じって、それが太陽光を乱反射しているのだそう。
ものすごく透明度が高く、トラウトが泳いでいるのが見えました。

写真には撮っていませんが、湖のまわりは景色を楽しんだり、泳いだりする人たちで賑わっていました。
足をつけてみたらものすごく冷たくて、気持ち良かったです。
こんな氷山をバックに人が泳いでいる光景というのをナマで初めて見たので、ちょっと感動しました。









こちらは湖のそばや、ビューポイントにもたくさんいたGrey Jay(またはCanada Jay、通称Whiskey Jack)。
とても人懐こい鳥で、ピーナツなどを手に載せるとすぐに飛んできます。
ときどき餌がなくても手に乗ってきたりする、とてもかわいい鳥です。
この日はダーがシマリスにやるためにピーナツを買い込んで行っており(しかもシマリスの健康を害してはいけないということで無塩のもの、笑)、他のハイカーたちも巻き込みつつ、みんなでさんざん「手乗りWhiskey Jack」をして遊び、すごーく楽しかった。



このGaribaldi Lakeハイキング、ハイキング・ブックやサイトを見ると往復で5~6時間となっていますが、普通にのんびりいきたい場合は、行きは4時間、帰りは2時間半~3時間くらい、あとランチ休憩などもろもろを入れると、全部で9時間くらいは見ておいた方がいいと思います。

これまで歩いたなかでは最長のハイキングだったので、さすがに筋肉痛になるかな、と思っていたら意外に大丈夫でした。
わたしは太ももが筋肉痛になるタイプなので、腰より足を高く上げる登りが多くなければ、それほどならないのかもしれません。
ただいつもまったく筋肉痛にならないダーが、めずらしく
「お尻の筋肉が痛い」
と言っていました。
実はここしばらくちょっと腰が痛かったのに、なぜか最後の残り2.5キロ地点くらいからその腰痛が消えて、いまだに痛くなっていません。
だいたいハイキングに行くと、多少調子が悪くてもケロッと治ったりするのだけれど、腰痛が治るなんて謎(笑)

あとこの時期は、虫の嫌いな人は虫よけスプレー必須です(わたしは3ヶ所ほど刺されていました)。
歩いている間はそうでもなく、止まるとブンブン虫が寄ってきます。

というわけで、たくさん写真を撮ったのだけれど、素人写真ではその雄大さを撮るのに限界があり、どうしても上手く撮れませんでした。
やはりここは自分の足で歩き、自分の目で見に行くしかありません。
動画だともうほんの少し雰囲気がわかるかな?、という感じ。
重い三脚をかついで18キロも歩いた、物好きなダーの撮った動画はコチラ。

18 コメント:

nobue さんのコメント...

お久しぶりです!
すっごーーーいキレイですね!!ここは行った事がないけどいつも行きたいねぇといいながらもちょっと遠いなということでなかなか行けず・・・できている所です。
でもあろあろさんの写真をみてこれは絶対に行かねば!と思いました!!
是非ダンナにも見せて近々行きたいと思います!!

あろあろさん、いつも良いところに行かれるので、是非一緒に歩いてみたいです!!
そしてこだわりの動画を撮られる”ダー”にも是非あってみたいです!!今回もステキな動画でしたよーー

Cecile さんのコメント...

あろあろさんがハイキングにはまるのがよーくわかります。自然の恵みはサイコーですよね。
バンフは国立公園だからか、シマリスにはエサを与えないように!と厳しく注意書きが数箇所にあり、誰一人あげていませんでした。
かなりもの欲しそうだったんだけれど…

Fumi さんのコメント...

ひゃ~
相変わらずステキなお写真と動画!うっとり~として見てます!
BC州ってこんなに綺麗なところがあったんだと、あろあろさんの作品を見て、いつも思います。行って見たいけど、ハイキングする勇気が・・・まずは、ハイキングシューズを買わないとですねっ!
自然の美しさって、じかに見ないと、表現しきれないですよね。でも、あろあろさんのお写真で十分にわかりますよ!素晴らしい。
Fumi

aya さんのコメント...

あろあろさんー!

最初湖の写真みたときバンフにいったのかと思いました!パンフレットにのってる湖みたいーって。びっくり。whistlerの手前にこんなところがあるんですねー!ハイキングの勇気がでれば(笑)、バンフいかなくてもこんなクリアーな氷河湖がみれるんだぁ。。。

動画のシマリス。めーっちゃかわいー♥ 靴の上にのってるナッツほんまに一生懸命食べてるー♥ 人の靴の上って気づいてないんでしょうか(笑)?

pocoapoco さんのコメント...

お久しぶりです♪

まあ美しい写真がいっぱいで、驚き見入りました!長いハイキングを楽しまれたようですね。健脚はいいことです。

カナダで氷河を見た時、涙がウルウルでした(美しさと広大さに感動して)。エメラルドレイク、本当にエメラルド色だったし。カナダの自然は本当に本物ですね~(って意味不明?)。

リスに餌をあげるのはOKなのですね~。こちらはサルなどに餌をやるのは禁止、罰金を科せられたりします。

あ、カナダでも虫に刺されるんだ…。

shoot604 さんのコメント...

>nobueさん
こんにちは~お元気ですか?
わたしたちも行きたいねーと言いつつずっと行けてなくて、ようやく行ってきましたよ!
もうほんとにむちゃくちゃキレイで、実際に見るとびっくりしますよ!!
お~ぜひ一度行きましょう~
nobueさんのブログのメールアドレスにメールすればいいでしょうか?

shoot604 さんのコメント...

>Cecileさん
ほんとに思いっきりハマってしまいました(笑)
日本にいるときは「山?何それ?」って感じだったんですけど、人間変わるもんですね。
エサやりはこの辺はそんなに厳しく言ってないんですが、本当はあんまりやらない方がいいんですよね。
ここのリスたちは異常に大胆(?)で、座っていると太ももあたりまで駆け上がってきてびっくりしました。

shoot604 さんのコメント...

>Fumiさん
やっぱりBC州の自然はすごいです。
毎回ハイキングに行くと思いますね~
実際に見たあとに自分の写真を見ると、なんか違う!ってすごく不満になるんです。
それくらいすごいです、ここの景色は。
なんかまたレンズ買いたくなります、ハハハ

shoot604 さんのコメント...

>ayaさん
そうなんですよ、ここはほんとバンフ気分が味わえるところです!
あまりにもきれいで腰抜けますよ、ハハハ
ここのリスたちはものすごく人なれしているのか異常に大胆(?)でしたよ。
たぶんナッツを手においたら、手まで乗ってきたでしょうねえ。
まあけっこうリス系は病気も持っているらしいので、それはやめときましたが(笑)

shoot604 さんのコメント...

>pocoapocoさん
人は足から老いる、というのを耳にしてから、なるたけ足を使って生きていこうと思っとります、ハハハ
ほんとに涙出ますよね、あの美しさは。
実際に見るときれいすぎて、「映画のセットみたい」くらいな陳腐な表現しかできないんです(笑)
リス、ほんとはあんまりダメなんですけどね。
注意書きがあるわけじゃないんですが、やはり野生動物ですもんね。
この時期は、ハイキングに行くとすごい虫飛んでます。
やぶ蚊みたいのに刺されると一週間くらいかゆくて(涙)

nobue さんのコメント...

あろあろさん、
そうですー。ブログに載ってるメルアドにメールでもして下さい!
是非是非ー!楽しみですね。

吉谷 さんのコメント...

いつにも増しての大作ありがとうございます
ほんとにブルーが綺麗ですね!
あ、ホンダですねっ!
そうですか、丸一日も歩くんですね
きっと森林のミネラルみたいのがしみこんで元気になるんでしょうねー
鳥も素晴らしいですね
高野山でも冬場だけ手乗りになるんだそうです
鳥はカメラの赤外線は大丈夫なんですかね
昨日魚にカメラ向けたらとってもいやがって逃げました^^;
動画だとやはりわかりやすいです
ペン様様です^^って私が言うのも、、  今回もTNX!吉谷

shoot604 さんのコメント...

>nobueさん
というわけで、いつか行きましょうね~

shoot604 さんのコメント...

>吉谷さん
ここの景色は素晴らしかったです。
ガリバルディ(このあたりの自然公園)の宝石、と勝手に命名しました、ハハハ
さすがに歩くのは遠いですが、死ぬまでに一度見ておきたい風景のひとつです。
こちらは鳥んもリスも、カメラはあまり気にしていないみたいですねー
そうですか、魚は逃げるんですね。
ということは、あんまりカメラ向けない方がいいのかなあ・・・
そう言ってただくとペン買った甲斐がありました~
ありがとうございます!

がんばるTINA さんのコメント...

まだまだ、残暑まっさかりの日本です。しかも今年は9月になっても残暑がきびしく、秋が短いらしいです。そんなので、めっちゃ涼しげ上から10番目の写真をPC立ち上げた画面に勝手に使わせていただいております。氷河の溶けた水って独特の青い色をしてるんですね。涼しい気分になります。
ダーさんの動画も編集がすてきで、テレビ番組を見てるようでした。
カナダはほんとに何回も行ったけれど、この景色を見てると、やっぱりもう1回は行っておこうと思いました。

shoot604 さんのコメント...

>がんばるTINAさん
なんだか日本は恐ろしいくらいの気温が連日続いてるみたいですね・・・
こちらはものすごく上がっても30度、連日は続かないのでやはり体は楽です。
クーラーがないのが、しんどいときがありますけど・・・
写真で少しは涼んでいただけたみたいで、何よりです。
先日はウィスラーに行って、また氷河を見ながらハイキングしてきたので、今度アップしますね。
ところでねんざはどうですか?
サポーターの「ねんざくん」という名前にはウケました、ハハハ
暑さに負けず、がんばってくださいね!

がんばるTINA さんのコメント...

ありがとうございます。足首のねんざ(伸びた靭帯は伸びっぱなしでもう戻らないのではありますが)はもう日常生活は不自由なくこなせております。ねんざがくせになっているので急に走りだしたりしないように注意してます。ヨガとかピラティスとか筋トレの時にはその、ねんざくんというサポーターを巻いてますが、1年半たたないと健康保険で新しいのが買えないので、洗濯してフルに活躍してます。水泳も1キロは泳げるぐらい回復したのでけっこうピラティスの効果があったと思います。
ウィスラー氷河の写真楽しみにしてます!!

shoot604 さんのコメント...

>がんばるTINAさん
そうですか、ねんざと言っても本当に大変なねんざだったんですね・・・
やっぱりそういうのは周辺の筋肉を鍛えるのがいいんでしょうか。
わたしもほんの少しですがピラティスを習ったことがあり、あれはすごく良かったです。
どの筋肉をどう鍛えればよいか、筋肉にどう意識を向けるか、みたいなことがとても勉強になりました。
一進一退があると思いますが、引き続き地道にがんばってくださいね。