このところバンクーバーはめずらしく、素晴らしい秋晴れの日々が続いていて、先週末もハイキングに行って来ました。
もう近所の山は行きつくした感じなのですが、Squamishにある、
Petgill Lake Trailというトレイルを試してみることに。
ダウンタウンからは約45分、Squamish Chiefより手前の
Murrin Provincial Parkという自然公園の近くにあります。
距離はおよそ12kmで、標高差は650m。
Murrin Provincial Parkのパーキングにクルマを停め、ハイウェイを渡って(これがビュービュー風が吹いて、寒いわ怖いわでけっこう大変)、そのハイウェイ沿いをSquamish方向に100mほど歩くと、このしょぼーい看板が出てきます。
それがトレイルの入り口。

とにかくこの看板さえ見つけることができれば、あとはマメにオレンジまたは赤の標識が出ているので、迷うことはありません。

(ダーの撮影)
全体的にかなりアップダウンが激しかったのだけれど、最初の部分が特にワイルド。
実は登るときには、登ることに集中していてあまり気づかなかったものの、帰りは崖下り状態、高所恐怖症の人は、ちょっとしんどいかもしれません。


初めてのトレイルだったので、たくさん写真を撮ったのに、特に朝方は暗くて、ほとんどブレていました(涙)

途中のちょっとしたビュー・ポイント。
雪化粧のMount Garibaldiが見えました。
右側の崖のようなところが、Chiefです。

1.5kmほど登ったところで、突然手入れされた砂利道に出て、ダラダラ坂をずっと登ります。
いくつか沢があり、石の上を渡るのだけれど、石に藻などがついて滑りやすく、バランスの悪いわたしは思いっきり足を水に突っ込みました(汗)

楽チン・コースとは言いがたいですが、バリエーションに富んでいて飽きのこないトレイル、North Shoreとはまた違った自然を満喫できます。

(ダーの撮影)

(ダーの撮影)
中級ハイカーには絶好のトレイルなのに、なぜかあまりポピュラーではないようで、結局3組ほどしかハイカーに遭遇しませんでした。
近年、SquamishではCougar(ピューマ)が子供やハイカーを襲ったりしているので、人がいないとちょっと怖かったりもします。
みんな有名なChiefの方に、行ってしまうのかなあ?

コケ・フェチ、根っこ・フェチ、Boulders(巨石)・フェチのわたしには、たまらない風景が次々と(笑)






しかも、大好きなきのこもたくさん。

(ダーの撮影)

(ダーの撮影)

(ダーの撮影)
どこのトレイルを歩いても、やたらと見るこのサルノコシカケ系(?)のきのこ、こんなに巨大なものを見たのは初めて。
がっちりと硬くて、上に座っても、びくともしなさそうな感じでした。

(ダーの撮影)
写真を撮ったりしながらも、登ったり下ったりを繰り返すこと3時間半、ようやく上から見下ろす感じでPetgill Lakeに到着。
そこからさらに登ること10分、目的地のビュー・ポイントにたどり着きました。
てっぺんの標高は760m、Chiefほどの絶景ではないけれど、それでも癒され度満点(?)の素敵なビューです。


ところでこのトレイルも、またまた軍手が活躍。
これは友達が新しく買ったという$1の軍手、なんといろんなものをつまんだり操作したりできるように、穴がちょこっと空いていて、すごく優秀。
カナダにも、こんなに便利なものがあったとは(笑)

ランチ休憩の後、湖のそばに降りてみました。

(ダーの撮影)
まぶしすぎて全体の写真が撮れなかったのですが、湖はぐるっと一周することはなどはできず、この隙間のような場所(?)からしか、見られないようでした。

結局全部で6時間ほど歩いて、パーキングにたどり着きました。
やっと降りられた~、と思ったところで、またハイウェイを横断しなければならず、ここで気を抜かないことがポイント(笑)
このPetgill Lake Trail、かなり気に入ったので、来年ぜひまた行きたいと思います。
標高が低いので、初冬くらいでも登ることができるようです。
日陰が多く寒いので夏も良いかな、と思ったのですが、沢がたくさんあって湿っており、けっこう虫が出るかもしれません。
翌日は、足だけでなく全身が筋肉痛になりました。
もう山登りを始めたばかりのころのように、痛くて階段が降りられない、という筋肉痛はないものの、それでもやっぱりなるときにはなります。
今のところ翌日すぐにきているので、まだイケるのかしらワタクシ(笑)